今年の節分は名古屋の知人、小阪様にお誘いを受け飛騨の高山のそれはそれは伝統ある、又、限られた人しか参加できない節分を経験させていただきました。
高山に『洲さき』と云う由緒ある、古い料亭があり、その日は地元の名士ばかり50人程の旦那衆が集い、4時半から何と10時半頃まで続く節分会。
その間、次々ときれいに盛られたお食事、お酒が運ばれます。
そしてその年に指名された『年番』と云われる4名の旦那衆が歌舞伎を演じます。今年は『梅川・忠兵衛』の『封印切』。勿論、皆様素人ですが、なかなか味があっていいもんです。
とにかく芸者衆、中居さん、そしてお女将が忙しく立ち振る舞って、お座敷芸を見て・・・。江戸時代の<お大尽遊び>を再現した様です。
最後は『洲さき』の各座敷、台所等を芸者衆も一緒になって『福は内、鬼は外』と豆撒き。
そしてそのまま下駄つっかけて近くの路地を太鼓、三味線の鳴り物と共に、練り歩き、どこそこ構わず『福は内、鬼は外・・・!』
そして『洲さき』に戻って来て、ご飯、お汁、いわしで仕上げてお開き。
高山の旦那衆は皆様、穏やかで当たりも柔らかく、私もすぐに親しくさせて頂きました。國島市長さんも大変気さくな方で話が弾みました。
高山の名士の皆様、そして『洲さき』のお女将さん始め皆さん・・・貴重な経験をありがとうございました。最高のお持て成しでした。
日本の・・・いや・・・高山の奥深さを知らされました。
|
|
『洲さき』のお座敷 |
本日のお品書きや催し狂言の式次第等 |
|
|
この様な料理が次から次に出て来ます |
芸者衆の舞 |
|
|
高山には芸者が7人しかおらず皆、お忙し・・・ |
「梅川忠兵衛」の一場 |
|
|
皆さん、旦那衆です |
雪の中の練り歩き |
|
|
|
誘って頂いた小阪様と・・・ |
|
|
芸者さんも「洲さき」の節分会を毎年楽しみにしているそうです |
|