第103回 ロシアの上空を―。22年振りのイタリア (その1) (2007年4月10日)
過去何度かヨーロッパに行った事がありますが、いつもアンカレッジ経由かインド洋の上空を飛行してました。
今回初めてロシア上空を通過。
成田を飛び立ってハバロフスク方面に向かい、そこからはモスクワに向かってひたすら西へ西へと一直線。
その間機内で映画を二本見ましたが、時々窓から下を見下ろしてもうっすらと雪に染まった大地、又、大地。
時折道路らしき筋は見えましたが、民家あるいは村落らしきものは確認できず、人間が生活している様子はありませんでした。
どれだけの地下資源が眠っているか知れませんが、いやはや全く広大な大地でした。
百年、二百年後、この大地はどの様に変わって行くのでしょうか?
砂漠がカジノとショーの街と化したラスベガスの様に・・・・・。
ミケランジェロの『最後の審判』
ヴァチカンミュージアムが開館される30分前に並んで、それでも既に2〜300人の行列。
それはそれは大規模な美術館でした。
館内の長〜い廊下の壁自体が素晴らしい絵画、彫刻品。
その廊下がいづれシスティーナ礼拝堂につながり、いよいよ絵画史上の最高傑作、ミケランジェロ作「最後の審判」と「創世記」。
「圧巻!」とか「見事!」とか「素晴らしい!」等々の言葉が軽々しくて口にしにくくなりました。
ローマには22年前に一度訪れた事がありますが、今回初めて市内観光、4時間コースに参加しました。
そのコースの一つにヴァチカン市国が入ってましたが、その日は依りによってミサがあり、ローマ法王がお言葉を発せられると云う事で、各地あるいは各国からおよそ7万人の信者達がサンピエトロ広場を埋め尽くしました。
ローマ最大規模の遺跡・大闘技場コロッセオ
この巨大な建造物が紀元80年に完成との事―!
驚異を感じます。
コロッセオの外観
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この「トレビの泉」は
四六時中観光客で賑わってます。 |
映画「終着駅」の舞台となったテルミニ駅 |
さて、ローマを後にして
待望の南イタリア―ナポリ、ソレント、カプリ、シシリー
ローマからナポリまで、列車で約1時間半。
ナポリには泥棒が多いとか。ナポリの方が聞いたら気を悪くするかな?
でも、ナポリ人もそう言ってました。
ナポリについてすぐにポンペイに向かいました。
西暦79年8月24日、ヴェスヴィオ火山の大噴火により、
灰で埋もれてしまった街、ポンペイ。
ソレントでは、カプリに渡って「青の洞窟」
それはそれは幻想的、神秘的な青の世界でした。
20人乗り位の船から4〜5人乗りの小さなボートに乗り移り、小さな岩の穴をくぐり抜けて洞窟の中に入る訳ですが、そのボートを漕いでくれる船頭の取るチップが高すぎる!!特に日本人は足元を見られている!
日本人は向こうの言いなりになって素直にチップを出しすぎです!!
(僕も素直に出してしまいました・・・)
正面の小さな洞窟の中に
頭をぶつけない様に入って行きます。 |
中に入ると2〜30メートル四方程の広さ。 |
(その2)へ続く
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