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diary
田村亮のちょっと嬉しかったこと
田村亮からひとこと

第27回 新珠三千代さんを偲んで・・・・・ (2001年4月2日)
田村亮のとても悲しかったこと)

 先月、帝劇の舞台公演中、「新珠さんが亡くなった」という情報が楽屋中に流れた。
出番を待つ私にはあまりにもショッキングなニュースだった。

 3年程前にある映画の試写会に行った時、会場で新珠さんにバッタリお会いして、「亮ちゃん、私、ずい分元気になって少しづつお仕事やり始めているのヨ」と満面笑顔でお声をかけて頂いた時の新珠さんの顔が非常に印象的だった・・・・。
とても気品のある明るい笑顔が・・・・・・。


「真夜中の招待状」では劇中で新珠さんとタンゴを踊りました。

 今、思いうかべるだけでも新珠さんとはずい分舞台で相手役をさせて頂いた作品があります。
 『お市と3姉妹』では新珠さんの<お江>と私の<秀忠>役。『嫁の座』でも『結婚騒動』でも結ばれる年下の青年の役。これは喜劇で本当に楽しかった・・・・。また、『御宿かわせみ』では<おるい>さんと<東吾>の役。『千姫様』では<千姫>の新珠さんと千姫が再婚する<本多忠刻>の役。あと『紅梅館おとせ』や『真夜中の招待状』『女の座』等。数々の舞台を一緒に踏ませて頂きました。


北欧ロケの帰り皆でロンドンに立ち寄ってショッピング。
リージェントストリートにて。

 もちろんテレビでも多くのドラマで共演させて頂いてますが、中でも『湖水祭』で北欧ロケに行った時はちょうど白夜のシーズンで、陽の沈まない夜に遅くまでスタッフ達を交えてワインを囲み話に花を咲かせた事があり、とても陽気になって皆を笑わせていた新珠さんの一面を拝見する事が出来ました。

 先日、帝劇公演の千秋楽を終えご自宅に行ってお別れのご挨拶をしてきましたが、部屋中沢山の白一色の花につつまれて遺影がありました。とても美しい笑顔の新珠さんでした・・・・。

 ここ数年新珠さんから滅多に頂いた事のない年賀状がなぜか今年の正月には頂戴しました。「一度お会いしたいですネ」と添え書きがありました・・・。
残念です・・・・。
淋しいです・・・。

第26回 「花のれん」 (2001年3月5日)
第25回 一枚のこんな写真が・・・三浦雄一郎さんと・・・ (2001年1月15日)
第24回 21世紀の初滑り (2001年1月10日)

過去(〜2000年12月)の日記

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