bbsへの「狼無頼控」の書き込みを読ませて頂いて当時を懐かしく思い浮かべておりました。
毎週、花札をどの様に扱おうかいろいろな工夫に苦労した記憶があります。撮影が行われたスタジオが太秦ではなくとっても不便な所にあり、村野武範君と民宿を定宿にし、二人で中古の自転車を買ってギイーコ、ギイーコ、10分程かけて撮影に通ってました。
私の撮影が深夜に終わった時は、帰り道一人お寺の境内を抜けるのがとっても怖くて非常に機能の良くない自転車のペダルを必死になってこいで汗ビッショリ。
冬は耳がちぎれんばかりの痛さ…。若いから頑張れたんですネ…。まだ20代でした。
この「狼無頼控」の〈お役者・菊次〉の役で、その年の京都市民映画祭のテレビ部門男優賞を受賞。この年は他にこれといった作品が製作されなかったんですかネ…?ラッキーでした。
もう30年近くも昔の話です。
by 田村 亮