僕は世界中が話題にしていたY2K問題に自らチャレンジすることになりました。と言うのも、親しい友人がクルージングの旅行をすることになり、急遽私にもお誘いがかかったのです。それも1月2日にメ
キシコのマンザニーロというところから乗船。したがってコンピュー
ターの誤作動がもっとも心配される日本時間の1月1日に成田空港を発ち、太平洋上空で再び2000年1月1日を迎えるというハメにな
ったのです。人一倍臆病な僕がなぜ簡単に0Kしたのか未だに不思議でなりません。
しかし船の旅はやはり最高。我々の船は「スピード2」で登場したあの大型船「シーボーンサン」です。乗客は400名あまり。日本人は我々だけ。ディナーは「カジュアルの日」「エレガントの日」
「インフォーマルの日」「タキシードの日」と予定のお知らせが前日に各部屋に配られます。
マンザニーロから途中、3カ所寄港して、町々を見物しながらショッピング。船の最終目的地はサンフランシスコですが、僕は仕事の都合上、一つ手前のサンディエゴで下船し、ロスへ飛んで翌日帰国。5泊6日のクルージングです。
10年ほど前にも家族で「クイーンエリザベスU」に乗ってバーミューダ諸島をまわる1週間ほどのクルージングを楽しみましたが、あの時もバミューダ「魔のトライアングル」で結構心配しつつ出発したことが思いだされます。
思い出に残る旅はいつも危険と不安がつきもの・・・と云うことですかネ。
「シーボーンサン」船上プールサイドにて
2000. 1. 4